15~17歳の方の医療受診について(初診)

小児期の発達障害に関する診療は、主に小児科、児童精神科で行われています。多くの小児科や児童精神科は、15歳までを主な対象年齢としているため、15歳以上のお子さんの場合、成人に対応している医療機関(主に精神科)の受診を検討することになります。

しかし、精神科は、18歳以上のみを対象としていることも多く、高校生年代(15~17歳)のお子さんに対応可能な医療機関は限られているのが現状です。

受診先を探す際には、静岡県が公表している「発達障害を診療可能な医療機関に関する情報」が参考になりますが、お子さんの年齢でも受診が可能かどうか、お問合せいただくことをおすすめします。

初診の予約について

発達の特徴について診療ができる医療機関の多くは、予約制です。受診を希望するときには、それぞれの医療機関の定める方法で、初診の予約をする必要があります。

※医療機関によっては、かかりつけ医からの紹介状(診療情報提供書)が必要な場合があります。

予約の際に聞かれること(例)

  • 氏名
  • 年齢(生年月日)
  • 症状(いつ頃から、どんな状態か) など

予約までの期間について

現在、発達の特徴について診療ができる医療機関は多くないため、医療機関によっては、予約までに数か月程度かかる場合があります。

受診にむけた準備

幼少期の発達の様子について情報を整理する(メモにまとめる)

お子さんの状態を把握するためには、乳幼児期の発達に関する情報が大切です。乳幼児健診での指摘事項や他のお子さんとの関わり、集団参加の状況などについて、まとめておくと役に立ちます。

発達の様子や、心配に思っていることについて、箇条書きでメモにしておくのも一つの方法です。A4用紙1枚程度にまとめたメモを、医師に渡す方もいます。

初診日をむかえたら

診察の待ち時間について

予約をしていても、多くの場合、診察までの待ち時間があります。どうしても待つことが難しい場合や、特別な配慮が必要な時は、予約の際や受付時に申し出るとよいでしょう。

もちもの

必須
  • 健康保険証
  • 予約時に医療機関から指定されたもの
持っている方
  • 紹介状(診療情報提供書)
  • こども医療費受給者証
  • おくすり手帳
  • 発達の様子がわかるもの(母子手帳、過去の心理検査の結果、必要に応じてテストの答案やノートなど)
必要な方
  • 発達経過や心配に思っていることをまとめたメモ
  • 待ち時間を過ごすためのアイテム

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